空白期間に立派な理由なんてねぇよ!
これが多くの転職者の本音じゃないでしょうか。
過去の職歴にブランクがあると、書類選考や面接のとき高確率で突っ込まれます。
別に聞くのはいいんですけど…
聞いてどうすんの?
って思いません?
「この人を採用して大丈夫か」を確認したい企業側の考えは当然分かってますよ。
でも、一般的に「ネガティブだから伏せておけ」とされているブランクの理由だって、
フラットな目線でよく考えてみると別にネガティブじゃない場合も多い
ですよ。
そのへんを掘り下げて考えずに、思考停止で「ブランク=悪」の前提で審査するのはおかしいように思えます。
もっと頭を使って応募者と向き合えと。
もっと他に対話すべきことがあるだろと。
この記事では、30代である今までに転職を7回繰り返した僕が、このブランクに対する見方を少し深掘りしてみます。
空白期間について聞かれたときの僕自身の解答例も、最後に紹介します。
よければ面接準備のいち参考にしてみてくださいね。
それでは、今回も心を軽くしていきましょう!
結論
さっそく結論から。
- ググると出てくるような言い訳は嘘っぽく聞こえやすい
- 企業側の懸念点は勝手な思い込みである場合が多い
- 仕事の現場勘が鈍るのだけは思考力のトレーニングで防ごう
- 空白期間について聞かれたときの解答例(1年弱のブランク2回)
順にお話ししていきますね。
ググると出てくるような言い訳は嘘っぽく聞こえやすい
ブランクを何とか正当化しようと、Google先生に助けを求める人は多いでしょう。
何度も転職してきた僕も、もちろんその経験はありますよ。
するとだいたい似たような答えが幾らか見つかりますが、なんかどれも胡散臭さが漂うんです。。
本当のことであれば堂々と言うべきだし、それで伝わると思います。
が、嘘ならやめておいたほうが身のためです。
代表的なものを挙げてみましょう。
親の介護をしていた
そんな人ほんとにいます?
本当にそうである人には気を悪くさせてしまったかも知れませんが、そういった人はこの記事を読んでいないことと思います。
海外留学していた
そんな人ほんとにいます?
本当にそうである人には気を悪くさせてしまったかも知れませんが、そういった人はこの記事を読んでいないことと思います。
アプリなどの自主製作をしていた
そんな人ほんとにいます?
本当にそうである人には気を悪くさせてしまったかも知れませんが、そういった人はこの記事を読んでいないことと思います。
資格取得に向けて勉強していた
これもなんか取ってつけたような感じですが、職種によっては多少有効な説明かも知れませんね。
勉強するのは行動力の証ですし、本当に素晴らしいことです。
とはいえ、「勉強していた」だけだとちょっと弱い気もします。
これを活かして、具体的には□□な仕事をしたいと考えます。
くらいまで言えると、心配性な面接官も納得でしょう。
ただ、ブランクを引っ提げての転職活動という土俵においては、これでマイナスをゼロにすることはできてもプラスになる可能性は高くないと思います。
ここでのアピールはほどほどにしましょう。
では次に、
「そもそも空白期間ってマイナスなの?」
「空白期間がなんでダメなんだよ!」
について考えてみましょう。
空白期間にまつわる懸念点は勝手な思い込みである場合が多い
結論としては、マイナスな場合もそうでない場合もあるということ。
つまり
「審査基準としては曖昧なので、もっと別の質問や対話で応募者のことを知っていこうよ」
というお話です。
ここでは、一般的な採用側の見方と、その不確実性を見ていきましょう。
働くことに対する意欲が低い?
そもそも働きたいから今面接に来てるんじゃないの?
以上、さいなら。
確かに、意欲が高まらずあまり転職活動をしていなかった空白期間もあるかも知れません。
でもそれはあくまで過去の話です。
過去のことにそんなにフォーカスする意味ってあるんでしょうか?
大事なのは「今この時どんな状態でどんな能力を持っているか」ではない、とお考えですか?
事実、過去の失敗から学んで成長して今があるって人も多いはずです。
今持っている価値観や能力が自社に活きるか。
そこに焦点を絞ってほしいですね。
計画性がない?
まずひとつ言えるのは
「離職してもすぐには生活が破綻しない状況を作れているから、先に辞められる」
ということ。
そしてもうひとつ
「安易に内定獲得を急がず、面接で話を聞いた上で熟考しながら活動している」
って可能性もあります。
これは、むしろ計画性のある動き方のように思えますがいかがでしょう。
考え方によっては
- 計画的に貯蓄を作れていないから次が決まるまで辞められない
- 計画性がないために簡単に内定が出るブラック企業に飛びつく
という見方もできるということです。
無論、全員がそうだとは言いません。
一概には言えない部分なので、「一方的に思い込んでいないか」と採用側に気づいてほしいのです。
他の会社が採用したがらない?
その「他の会社」とやらを神格化するのはどうしてでしょうか?
むしろ、話を聞いた上で納得感が足りず、応募者が辞退した可能性もありますよね。
他にも、「応募条件を満たしてるのに面接すらしない」とかの採用側の怠慢とも取れる事態に見舞われたのかも知れません。
転職活動をしてると、「求職者側が弱い立場にいる」と錯覚することがあります。 手始めに応募書類をしたためて審判を仰ぎ、 面接に行っては「どれだけあなたの会社に貢献できるか」を説き、 企業側は気に入らなけ[…]
全ての企業の人事が優秀なわけではないという事実を無視して、はなから応募者を疑ってかかる。
そういうやり方をする人事もまた、優秀とは思えません。
ビジネス(仕事)の勘が鈍ってる?
ここだけは、求職者が気をつけないといけないポイントです。
やっぱりブランク中は漫然と過ごしてしまうと、仕事をしてた時のリズムとか身体の感覚が結構鈍るんですよ。
面接以外では人と会うことがほぼ無くなりますからね。
この感覚の鈍化を防ぐのに一番効果的だと感じているのは、「思考力のトレーニング」です。
- インプット
=ビジネス本を読む、ビジネス系YouTubeチャンネルを見るとか - アウトプット
=友人と食事に行って話をする、ブログなどで情報発信するとか
こうやって脳にサボらせないようにしておくと、面接に対する自信が消えにくいです。
やっぱり人間、どういう日常を過ごしてるかが表情や言葉に表れてしまいますからね。
特に「口を動かす」は意識的にやっておくべきです。
友達とごはん行くか電話しましょう。
久しぶりの応募で面接に臨んだら、準備したはずなのに言葉が全然上手く出てこない事態に。
それで、冷や汗をかきながら無理くり乗り切ったのです。
転職活動は不安を抱えっぱなしだと精神的に参ってしまいます。
だからこそ、こうして実際に脳や身体を動かすことで心身の健康を保ちましょう。
趣味をやったり動画見てのんびりしたり昼寝したりで息抜きしつつ、やる時はガツっと集中する。
そうやってメリハリをつけたほうが頭が冴えて、活動が上手くいきます。
空白期間の解答例(1年弱のブランク2回)
ちょっと恥ずかしいですが、僕自身の例を紹介しておきます。
もし僕と同じように立派な理由のないブランクがあったら参考にしてみてください。
先に断っておきますが、以下「今までの文章はなんだったんだ」というほど無計画さが露呈します。
ブランクの理由と説明のしかた(その1)
僕は新卒で入社した小売業の会社を2年で辞めて、1年弱フリータをしていました。
退職した当時の正直な理由は、
- 理不尽な上司に耐えきれなかった
- 販売には向いてないと思えた
というものです。
それで、次の職場を探す前にとりあえず辞めてしまったんですね。
すぐさま逃げるように実家を出てアパートを借り、深夜のコンビニでバイトをして生活費を稼ぎ始めます。
もともとさっさと自立したかったので、それはまぁ良いとして…
ぬるい生活に慣れてしまい、就活もそこそこに趣味のテニスに明け暮れるという暴挙に出たのです。
さすがにそんな顛末までは面接で言えません。
そこで、自分の非をきちんと認めつつ「別の職種を経験したかった」という本心を強調して、こんな言い方をします。
ただ当時はまだ思考が浅く、自身の中で基軸となる価値観やプランが曖昧なままの活動になったと感じます。
そのため、アルバイトで生計を立てながら趣味に打ち込み心身のリフレッシュを行う生活に甘んじてしまった自覚があります。
もちろんこれだけでは印象が良くないので、「先回りの補足説明」に続きます。
ブランクの理由と説明のしかた(その2)
5度目の転職活動のとき、8ヶ月くらいのブランクができました。
理由としては
- 事務職(総務や人事)に就きたかったが未経験で採用されなかった
- 生活維持のため派遣のバイトを多くやっていて効率が悪かった
といったところです。
ここでも嘘はいけないので、自分の未熟さを正直に認めてこんな話し方をします。
ここでも自己理解の不足から活動が長期化したため、ビジネスの現場勘や情報感度の低下を食い止めるために前職と類似した職種で再チャレンジすることに決めました。
これらを話したあと、タイミングをみてマイナスをゼロに戻す作業をしていきます。
仕上げ:面接官の懸念に先回りした補足説明
ただ自分の非を晒しただけで終わってしまっては、不十分です。
そこで
- その経験から成長してこういう実績を作りました
- 今後も成長を続けてこうなっていきます
という話をして、面接官が言いたいことの先回りをします。
その経験と今までの職歴で得た学びを踏まえ、現在は「○○な価値提供」が自身の価値観や強みを活かせる仕事だと明確になりました。
結果として、現職では○○という実績(仕事の中で取り組んで得られた成果)を上げることができました。
ですので、仕事そのものや、自身が選択した環境での長期的な成長・キャリアアップに対する意欲の欠如はありません。
今後も自己研鑽を続けて、ビジネススキルを高めていく所存です。
要約すると
「ブランクができた当時は未熟だったけど、そっから成長して今は問題ありませんぜ兄貴」
って話ですね。
僕自身の例は、模範解答とするにはレベルが低いかも知れません。
ただ、偽りのない自分なりの言葉できちんと誠意を表明すれば、理解してくれる人も必ず現れるはず。
それで理解を得られない組織には入ったところで社風が合わず、また辛い日々が待っている可能性大です。
なので、実績の部分も別に
「目標対比○○%売上げました!」
とか大層なものをでっちあげなくても良いと思いますよ。
実際に意識して取り組んだこととその結果を、あなたらしく前向きに話しましょう。
まとめ:空白期間=悪という概念を覆す気概で堂々と攻めよう
最後に、ポイントをざっとまとめておきます。
- 空白期間に対して下手な付け焼刃を装備しない
- 空白期間は多くの場合、マイナス要素とは限らない
- ビジネスの現場勘の鈍化だけは食い止めておく
- 自分なりのストーリーで面接官に納得してもらう
ブランクに対して自分自身が後ろめたい感情を持ってしまうと、思考停止な面接官の餌食になります。
自信を持って堂々と勝負していきましょう。
大丈夫です。
こんな拙い記事を最後まで読んでくれた真面目なあなたが持っているその人間性。
そこを目をとめてくれる場所、必ず見つかります!
ではまた別の記事で:)