「転職したいけど腰が重い」という気持ち、すごく分かります。
確かに、転職にかかる労力というのはなかなかデカいので。
結論として、30代である今までに7回転職を繰り返した僕としても
- 転職は経験するうちに確実に慣れる
- 何回経験しても大変なことに変わりはない
という両方を体感してます。
ただ、
「転職した経験がないから、どの程度やることがあるのかという『大変さ』のイメージがつかめなくて1歩踏み出せない」
という人も多いはず。
そこで今回は、転職にかかる労力を総ざらいしていきます。
- 今の生活に大きな不満はないけど、将来が何となく不安
- 仕事をしていても何も身になっていない感じがする
- 今のうちに何か手を打たないといけないような気がしている
- もっと納得感のある環境に身を移してみたい
- 転職のイメージをはっきりさせて今から動き出したい
などの思いがある方は、まずは「転職活動で実際にやること一覧」としてこの記事を眺めてみてくださいね。
やることリスト
まずは、ずらっと並べてみましょう。
あわせて「労力のデカさバロメーター」も表しておきました。
★1~3個で、★が多いほど労力がデカいという意味です。
肉体面・精神面の両方を加味して付けてみました。
あくまで僕自身の体感ではありますが、イメージとして参考にしてください。
※クリック(タップ)でジャンプできるよ
うん、さすがに結構な量ですね。
全体像がつかめたところで、個別にみていきましょう。
1. 今の職場を辞めるためにやること
転職活動以前に、今の職場での清算もやらないといけません。
1-1. 上司に退職の意向を伝える★
ここが全てのスタートですね。
辞めると決めたのであれば、引き止められても聞き入れる必要はありません。
会社の規定に従って事前に伝えるのであれば(だいたいは辞める1ヶ月前)、「辞めます」と言えば辞められます。
1-2. 退職届を提出する★
職場によって勝手が違います。
事前に提出が必要なところと、最終日に他の返却物と一緒に渡せばいいところがあります。
様式についても、自分で用意しないといけないところと、会社フォーマットに名前とか書くだけで良いところがあります。
1-3. 業務の引き継ぎをする★★★
仕事内容次第で、大変さの度合いは様々ですね。
人によっては、かなりの労力でしょう。
ふだんの仕事と並行してやらないといけないという意味でも大変。
1-4. 荷物を整理する★
自分のデスクやレターケースがあれば、最終日までに整理します。
後任に引き継ぐもの以外は、捨てるか会社に返すか持ち帰るかですね。
間違っても社外秘の文書をテイクアウトしないよう、注意が必要です。
1-5. 挨拶回りする★
お世話になった上司や同僚、部下の面々にお礼を伝えに回ります。
ほかにも、
- 他部署
- 協業企業
- 取引先企業
など直接会えない人たちには、メールでお礼や後任の連絡先のお知らせをします。
1-6. 菓子折りを用意する★
挨拶回りの際にばらまく用です。
職場の風土などによっては、別に要らない場合もありますね。
僕の場合は、お菓子の専門店とかスーパーのギフトコーナーで適当に見繕うことが多いです。
渡す相手の数によっては大容量のものを買わないといけないので、地味な出費。
1-7. 最終日に物を返却する★
- 制服
- 保険証
- 名刺・名札
といったものです。
制服のクリーニングが必要な場合はその手間とお金もかかります。
2. ブランクが発生した場合にやること
これは、働く期間が途切れた場合だけに限った話です。
そのため、在職中に転職先が決まってしまえばこれらの労力はカットできます。
2-1. ハローワークで諸手続きをする★
辞めた会社から「離職票」が届いたら、ハローワークへ行って
- 離職届け
- 失業保険給付手続き
の2つを行う必要があります。
失業保険給付手続きには顔写真2枚が必要です。
最初の手続き以降は、1ヶ月ごとの決まった日に
「失業認定申請書」
というのを出しに行く必要があります。
これは失業給付を受けるための書類ですね。
早い段階で次の就職先を決めれば、
- ハローワークに通わなくてよくなる
- 条件を満たせば再就職手当をもらえる
ということになります。
2-2. 住民税、国民健康保険料を自分で納める★
振込用紙を持ってコンビニ等へ行って納めるという手間とお金がかかります。
社会保険料は勤務先の会社と折半だけど、無職になると国保は全額自費なので地味にキツイ。
3. 次の仕事探しのためにやること
ここが転職活動のメインですね。
それだけに、やることは結構多いです。
3-1. 本格的な活動に向けて準備する★★
実際に求人を探して応募し始める前に、これらの事前準備をしておいたほうが無難です。
自分でも気づかずに間違った方向に進んでしまうとキケンですよ。
ちなみに、ここでの3項目は言わば「自分を知る」というアクションです。
そこでめちゃくちゃ役立つのが
- 「メタ認知」という考え方
- 「紙に書く」というやり方
です。
↓の記事で詳しくお話ししているので、気になる人は覗いてみてください。
「メタ認知」という言葉、ご存知ですか? 近年はビジネススキルやライフハックとしても割と広まってきているようなので、知っている人も多いかも知れないですね。 ただ、ビジネスの現場である「職場」では全くその広[…]
3-1-1. 転職の方向性を決める★★
- 今回の転職で何を変えたいか?
- 自分は何をしてどうなっていきたいか?
- それを実現できる業種、職種は?
といった自分の軸・価値観を固めておく必要があります。
これがはっきりしていないと、転職が失敗に終わる確率が結構上がります…
3-1-2. 自分の市場価値を見直す★★
「転職の方向性」の続きとして、
- その方向に行くために持っているスキルは?
- そのスキルが培われた経験分野は?
- 自分の強み・スキルを使ってどんな価値提供をするか?
というふうに自分を客観的に見ておく必要があります。
そうしないと面接で語れる「企業と自分のマッチング」が成立しません。
3-1-3. 転職先に求める条件の優先順位を考える★★
仕事探しにはいろいろな要素があります。
- 仕事内容
- 勤務地
- 転勤の有無
- 給与・賞与
- 土日or平日休み
- 長期連休の有無
- 社風
といったもののうち、譲れないところと譲れるところを考えましょう。
この辺は最初からガッチリ決めなくても、実際に求人を見ながら考えていけばOKだと思います。
ちなみにこういう情報は、口コミサイトに登録してリアルな声も参考にしたほうがマジで良いです。
特に転職サイトの求人内容は、盛ったり隠したり嘘ついたりが日常茶飯事なので。
3-2. 転職サイトにユーザー登録する★★★
これが個人的には一番めんどいかも。
というのも、転職サイトで活動するには
「web履歴書」
というのを登録する必要があるんですが…これがホントに手間です。。
- 基本情報(住所、学歴とか)
- 経験分野(どの分野を何年やったか)
- 職歴(会社名、規模、雇用形態とか)
- 仕事内容(それぞれの会社で詳しく)
- 自己PR
あたりは必須。
キャリアプランとかを書く欄が設けてある場合もありますね。
特に仕事内容なんかは、文字数が最大1000~2000字くらい設けてあります。
制限が少ないぶん、どうやって書こうか考えるのも実際に書くのも時間がかかるんですよね。
複数のサイトを利用するなら、そのぶん手間は倍増します。
3-3. 自分に合った求人を探す★★
実際に求人検索をする労力ですね。
超絶ピンポイントで探す人はあまりいないと思うので、それなりに時間がかかります。
というか、僕からはあまり絞り込み過ぎずに手広く見ていくことをオススメします。
やっぱり色々な求人を見て比較検討していったほうが納得いくので。
3-4. 応募書類を用意する★★★
出ました。
「就活界の赤鬼&青鬼」こと、履歴書&職務経歴書ですね。
説得力のある志望動機や自己PRを、企業ごとに都度考えて作っていきます。
細かいですが、履歴書やクリアファイルが家に無ければ文具店へ買いに行く手間もありますね。
企業によっては、
- 「web履歴書だけでOK」
- 「データで送ればOK」
というところもあります。
3-4-1. 履歴書を書く★★★
いまだに「紙でもデータでも良いよ」と明記してくれる企業は、ほんとに少ないです。
指定が無いと、応募者としてはやっぱり手書きで作らざるを得ないんですよね。
そして、1文字でも書き間違えたらイチから書き直し…。
「あと一息」でうっかり書き損じたときの絶望感は言葉にできません。
3-4-2. 職務経歴書を作る★★★
こちらはWordで作るのが一般的ですね。
転職サイトなどで、テンプレートは簡単に手に入ります。
が、、個人的にはそういうテンプレって
輝かしい成果を上げてきた人専用
みたいに見えます。。
自分なりに工夫してアピールポイントが伝わるように作る労力は、決して小さくありません。
セルフの証明写真機ではなく、スタジオで撮影してもらうのが断然オススメです。
・プロによる撮影なので仕上がりがキレイ
・アドバイスをもらいながら撮り直しができる
・1回撮影してもらえばあとは焼き増しでOK
・データにしてもらうことも可能
と、メリットしかないですよ。
値段もそこまで高くないので、スタジオ一択!
3-5. 企業まで足を運んで面接を受ける★★
最近はコロナ対策でリモート面接も多いので、負担は多少軽くなってます。
とはいえ、話す内容などの作戦を改めて整理する労力は変わりないですが。
それに本番はやっぱり気疲れしますしね。
対面での面接の場合は、クソ暑い真夏だろうがジャケット着用という謎マナーが重くのしかかってきます。
すると、汗だくで汚れまくったシャツやスーツをクリーニングに出す手間やお金も発生します。
3-6. 不採用→エントリーからやり直す★★★
これは物理的にも精神的にも負担になります。
まぁ転職に慣れてくると、このへんもサバサバした考えになってきますけどね。
もちろん複数の応募を同時進行で進めれば時間のロスは減りますが、そのぶん負荷は大きくなります。
また、必要以上に時間を奪われることも多々あります。
どういうことかというと、
- 選考結果の連絡が遅い
- 合格者だけに連絡する
という企業が結構多いのですね。
一番ひどかったのは、
合格者だけに連絡すると言っときながら「○○日までに連絡する」という期日を設定しない
なんていう、とっても頭の悪い企業もありました。
4. 次の仕事が決まったらやること
転職先が決まれば、「全員必須のアクション」は特にありません。
強いて言えば、次の職場に入ったあとの話でしょうかね。
- 仕事を覚える
- 環境に慣れる
- 人間関係を築く
といったアクション達が、ベンチに座って控えてます。
4-1.引越しをする(必要な場合)★★★
勤務地によっては引越しが必要です。
やりたいことができて労働条件も希望通りなら、勤務地を理由に尻込みするのはもったいないです。
とはいえ、引越しは本当にやることが多いですよね。
- アパート探し、契約
- 役所で転出・転入届
- 車の変更手続き(ナンバー、車庫証明、免許証)
- 各種契約の住所変更(カード、保険、スマホ、インターネット等)
- 引越し業者の手配
- 荷造り、荷ほどき
- 電気、ガス、水道の停止と開始手続き
などなど、本当に煩雑。
引越し費用の補助とか住宅補助があるとお金の面はかなり助かりますが、そういう企業は少数派に感じます。
余談ですが、都市ガス/プロパンガスの関係でガステーブルを買い替えないといけないケースなんてのもあります。
4-2. 採用証明書をハローワークに提出する(必要な場合)★
2.の項と同じく、働く期間が途切れない場合は関係ありません。
2.1の手続きをすると、ハローワークから失業給付に関する冊子が配られます。
内定が出たら、その中にある「採用証明書」という紙を内定先企業に渡して、記入してもらいます。
記入してもらったら、ハローワークの給付課に提出して手続き完了です。
これをやらないと、せっかく再就職手当の支給対象になっていても給付を受けられないのでご注意を。
さいごに:転職にかかる労力は大きいが、得られるものも大きい
こうして見てみると、
余計に腰が重くなったじゃねーかボケ!
と言われても仕方ないかも知れませんね。
ただ、具体的なアクションが明確になることで「めんどくさい」から目が覚めることもあるはず。
気が重くなってしまったのであれば無理せず、転職への思いが再燃したときにまた戻って来てください。
また、そういった方に心からお伝えしたいのは
転職活動は大変だけど、得られるものも大きいよ
ということ。
【準備中】転職を経験した者しか得られないメリット
↑記事書いたらリンクを載せるので、しばしお待ちください。
ではまた別の記事で!
おやすみなさい