「メタ認知」という言葉、ご存知ですか?
近年はビジネススキルやライフハックとしても割と広まってきているようなので、知っている人も多いかも知れないですね。
ただ、ビジネスの現場である「職場」では全くその広がりを感じられなくて泣きそうです。
この「メタ認知」。
本編ではその意味のおさらいから始めますが、
特に組織でマネジメントを行う「上司」という立場の人たちには絶対必要な力
だと言えます。
しかし残念ながら、むしろ「上司こそメタ認知力が低い」というのが実感ですね。
もっと言えば、「職場の上司」なんてスケールじゃなく
「幸せに人生を生きたい全ての人にとっての必須スキル」
と言っても過言ではありません。
…おっと、世界陸上でのあの方ばりの大きな話で恐縮です。
この件は、考えていくとかなり根本的・本質的な話になってくるのは間違いないです。
そこで今回は、30代である今までに7回転職を繰り返した僕の体験から得た学びとして
- (上司が身につけてくれない)メタ認知とは何か
- メタ認知力が低いとヤバい理由3選
- メタ認知力をアップさせるアクション
についてシェアしていきますね。
③で紹介するアクションは、どれも僕自身が実践しているものです。
すごく効果を実感しているので、気になったものがあれば取り入れてみてくださいね。
この力がついてくると、どうでもいい悩みとかマジで一切消滅します。
深いテーマなので、ちょっとだけボリュームのある記事になっています。
目次と結論をチェックしたら、気になるところから読んでみてくださいね。
それでは、今回も心を軽くしていきましょう!
結論
さっそく結論から。
- メタ認知とは、超ざっくり言えば「客観視」
- メタ認知力が低い=自己肯定感が低い
- メタ認知力が低い=すぐに感情的になる
- メタ認知力が低い=他人の視点を考えられない
- メタ認知力を高めるアクション①「書く」
- メタ認知力を高めるアクション②「話す」
- メタ認知力を高めるアクション③「感謝」
- メタ認知力を高めるアクション④「転職」
順にお話ししていきますね。
メタ認知とは?このブログのメインテーマでもあるよ
自分を客観視する「もうひとりの自分」
「メタ」
=「高次の」という意味
「認知」
=思考や行動のこと
「メタ認知」
=自分の思考や行動そのものを認知の対象にして、自分自身を客観的に認識すること
つまり、一言で言えば
「メタ認知力」=「自分を客観視する力」
ってことですね。
自分を俯瞰する「もうひとりの自分」を作りだすことで、自分の言動を客観視します。
次からの章で説明しますが、この力が低いと結構ヤバいのです。。
RPGに例えるなら、
- ゲーム内の主人公=現実の自分
- ゲームをプレイしている自分=もうひとりの自分
というイメージです。
ひとつ高いレベルの視点から、自分の言動とか自分を取り巻く世界を見ている。
そんな感覚ですよね。
心に「空飛ぶ絨毯」を
ちなみに、このメタ認知の考え方は当ブログのメインテーマでもあります。
トップページに行くと
「心に空飛ぶ絨毯を。」
とかいう、何やら厨二病っぽいワードが目につくと思います。
これは
- 地べたから空中の高いところへ視野を移そう
- 高いところから自分や周りの世界を俯瞰してみよう
- そうすると見方が広がって心が軽くなるよ
という意味を込めています。
まさに「メタ認知」ですね。
そして、この「視点の高さ」「身軽さ」を表すのにぴったりのものを見つけました。
ドラクエ5/6/7に登場する乗り物である「空飛ぶ絨毯」(ゲーム内では「魔法の絨毯」)です。
それで比喩としてサブタイトルっぽく使ってみたのですね。
僕と同じように会社勤めに息苦しさを感じている人の心が少しでも軽くなるように、
「一般的には○○って思われてるけど視点を変えれば××だよね」
みたいなメッセージを各記事に散りばめているつもりです。
それを見て、
- ちょっと安心した
- ちょっと心が軽くなった
- ちょっとやる気出た
と思ってもらえたら本望です。
若干話がそれましたが、本題である「メタ認知力が低いとヤバい理由3選」に話を移しましょう。
メタ認知力が低い=自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと、やっぱり人生楽しくないです。
「メタ認知力が低いと自己肯定感が低い」理由は、こう考えれます。
=自分自身を客観視できていない
=自分の価値観や魅力、短所と向き合えていない
=自分のことを心からは認められていない
=自己肯定感が低い
普段は上手くいってるようでも非常に脆く、いざ難しい局面に立たされるといとも簡単に崩れる傾向があります。
それは
- 自分に対する本質的な自信を持てていない
- 「自分はこうだ」という自分なりの世界観が弱い
というのが原因ですね。
僕が見てきた知人や友人の中で、この特徴が出ている分かりやすいタイプとしては
「常に誰かとつるんでいないと落ち着かない・行動できない人」
です。
自己肯定感(メタ認知力)が低い人は、いつも誰かとつながって存在を認めてもらっていないと自分の価値を認識できません。
無意識に他人に依存してしまって、「自分と向き合って思考を深める時間」が無い(少ない)のです。
もちろん人との関わりは大切ですよ。
しかし、思考が深まるのは孤独な時間を過ごしているときです。
自己肯定感(メタ認知力)が高い人はそのことを理解しているので、
「孤独」も「人との時間」も両方大切にできます。
たとえば、
- LINE
などのSNS。
これらは手軽に多くの人と交流したり、同じ趣味や価値観を持つ人同士で有意義な時間を過ごせたりと、とても便利です。
ただ…
「いつも何人もの人と連絡を取り合う」
「キラキラした写真やストーリーを投稿する」
などに必死になっている間は、自分と向き合うなんて全然無理です。
それらは、言わば「他人からの承認を得るための時間」なので。
その事実に気づかずにメタ認知とか自己肯定を怠っていると、脆いメンタルが一向に強化されません。
結果的に、
- ちょっとしたことでいじける
- 被害妄想をしがち
- わがままで周りに気を遣わせる
- フラれたことを死ぬほど引きずる
みたいなことが起こってる人を何人も見てきました。
さらにもうひとつ悪いことがあります。
他人を認めることができません。
自分に自信がなくて満たされていない状態だと、つい何かと人と比べてしまうからです。
他人と自分を比較して「優劣」でものごとを考えてしまうので、
「みんなそれぞれで良い」という考えを持てないんですね。
そういう僕自身も、昔は自己肯定感がすごく低かったんです。
そこから色々と学んで高くなったタイプの人間なので、よく分かります。
自分で自分を認められると、呼吸をするかように他人のこともどんどん認められるようになって人生楽なんですよね。
メタ認知力が低い=すぐに感情的になる
メタ認知力が低いと、自分の感情をコントロールできません。
攻撃的な言葉を好き勝手にぶつけてくるクソ上司なんて、まさにメタ認知力の欠如を自分からさらけ出してますね。
これはイメージしやすいと思いますが、こういう因果関係です。
=「感情的になっている自分」「感情そのもの」を認知できない
=感情をコントロールする術を持たない
=すぐに感情的になる
これは、さっきの自己肯定感の話とも結びついています。
自己肯定感が低いと他人を許容できないので、すぐに不機嫌になったり怒りをむき出しにしたりします。
他人を蹴落とすことで相対的に自分の位置を高くする。
それによってなんとか自分の存在価値を保とうとする。
というわけですね。。
いわば「マウントを取る」みたいなことです。
自己肯定感が高い人は自分の軸をしっかり持っているので、そんなことをする必要がありません。
価値観を他人と無理に擦り合わせようとしません。
そのまま受け入れたうえで、落ち着いた対話ができます。
「すぐに感情的になる人」の特徴としては、
- 「自分の言動がどういうふうに見えているか」に無頓着
- 「自分が同じことをされたら」という視点を持てない
- 一旦立ち止まって冷静に考えることができない
- 物事の表面的な部分しか見えていない
- 自分に都合の良い面しか見ようとしない
なんかがあります。
こうして見てみると、ただの子どもですね。
メタ認知力が低い=他人の視点を考えられない
メタ認知力が低い人は、視野が狭いです。
=自分の視点しか持っていない
=他人の視点を考えられない
まぁ、そのまんまですね。。
「自分勝手」と言いかえても良いかも知れません。
このタイプの人にも特徴があるので、3つ挙げてみましょう。
言動が自由すぎて相手や周りに対する配慮が欠けている
<たとえば、友達 or 恋人と2人で遊びに出かけたとしましょう。
そして今、2人で街を歩いて移動しています。
こういうとき、常に相手の歩調を無視して1人でさっさと先を行く人っていないですか?
僕は男女問わずこの経験が何度かあります。
いや2人で出かけた意味よ。。
せっかくなら横並びで歩いて、顔を合わせながら会話したいじゃないですか。
一回あまりにひどかったので、実験してみたことがあります。
「さっさと先を行く相手に対して、こっちからも一切合わせなかったらどうなるか?」
というものです。
するとどうでしょう。
人混みのなか順調に距離は離れていき、相手が気づいたときには50mくらい離れていました。
しかも、そのことに対して「悪かった」みたいな感情はカケラもないのです。
いかに自分視点しか持っていないかが伺えますね。
仮に相手が離れていることに気づいていたとしても、それなら尚更一緒に行動する意味が分かりません。
思い込みが激しい
「他人をよく理解しよう」みたいな姿勢がありません。
自分の思い込みで勝手に人を判断するんですよね。
ひとつ例を出すと、ネタみたいなものですが「末っ子への偏見」がありますね。
僕は3人兄弟の末っ子なんですが、知り合って間もない浅い関係の人から言われるお決まりのパターンがあります。
良い子良い子されて甘やかされて育ったんだね~。
これ、末っ子の方々は共感できるんじゃないかと思うんですが
このやりとりメンドイっす。。
うちは甘い親ではないので全然そんなことないんですが、「末っ子=○○」と完全に決めてかかってくる輩がいるんですね。
説明するのもだるいし無理に理解してもらう必要もないので、いちいち反論しませんけど。
この例に限らず、「何かと一括りにしたがる人」って結構いますよね。
こういう人たちは、物事の複雑性や多面性を理解してません。
つまり
- 「○○な人もいれば××な人もいるよね」
- 「○○な面もあれば××な面もあるよね」
という考え方ができないのですね。
これはもう、視野が狭いとしか言いようがないです。
自分こそ正義だと信じて一方的に押し付ける
自分の視点しか持たない人は、言動が一方的です。
仕事で言えば、こちらの記事で紹介しているような「古い価値観をいつまでもアップデートしない上司」が当てはまりますね。
「部下がやる気を失う場面」をランキング化した暁には、必ず上位に入るであろうシーンのひとつ。 それが「聞いても教えてくれない上司」です。 …改めて文字にすると意味不明ですね。。 […]
仕事以外で例を出すなら、「スポーツ」でも意外とある話です。
僕はテニスを昔からしていて色んなコミュニティを見てきましたが、
「その人が求めてないアドバイスを勝手にする人」
っているんです。
趣味として楽しむためにやっている人に要らん口出しをしちゃうのは、やっぱり自分の価値観の押しつけです。
これは男女の会話とかでもよく言われてますよね。
「女性は共感を求めているだけなのに余計なアドバイスをする男性は嫌われる」みたいな。
まぁこのケースは、しっかりと傾聴したうえでの「提案」なのであればそんなに悪いことじゃない気もしますが。
総じて、自分の正義を人に押しつけてくる人は
「人のため」と言いつつ実際は「自分が気持ち良くなるため」の言動
になってしまっていることが多いですよね。
さて、ここまでは「メタ認知ができないとヤバいよ」というお話でした。
次に「メタ認知力を高める方法」に話を移しましょう。
メタ認知力をアップさせるアクション4選
メタ認知力を鍛えるには、
- 独りの時間
⇒自分自身と向き合う - 人と過ごす時間
⇒相手目線を意識する
の両方が必要です。
僕が実践していて効果が高いと感じているアクションを4つシェアしますね。
紙に書く
頭の中にある「内なる言葉」を、どんどん紙に書き出すというアクションです。
自分の考え・悩み・目標など何でも良いので、頭の中から外に出しましょう。
こうすると、何となく考えていたことが目に見えるようになって、自分を客観視できます。
結果として
- 自分はどんなときにどんな感情を抱くのか
- 自分はどんな価値観を持っているのか
- 自分がいかに「考えたつもり」だったか
がほんとによく分かりますよ。
変に考えをまとめようとせず、浮かんだ言葉をそのまま素早く書き出す。
人間、自分のことを分かっているようで分かってないものです。
騙されたと思って、ゲーム感覚で気軽にやってみてください。
これは、株式会社電通のスゴ腕コピーライター梅田悟司さんが書かれた
『「言葉にできる」は武器になる。』
という本から得たものです。
一部抜粋を載せておきますね。
頭の中のあらゆる考え(内なる言葉)を外に出し、形を与えることで、頭の中を客観的に見渡すことができる。
~中略~
とにかく書く。紙がもったいないと思っても書く。その1枚1枚が自分自身であり、自分を知り、内なる言葉を磨いていくことにつながるのだ。
引用:『「言葉にできる」は武器になる。』
「2. 正しく考えを深める思考サイクル」
ちなみに、上の写真は「人間関係」というテーマで僕が実際にやってみたときのものです。
書き出して終わりではなく、更に思考を深めていくステップもありますよ。
少し実践しただけでもかなり効果を体感できたので、本当に使えるテクニックです。
- 自分の軸がはっきりしてメンタルが強くなる
- 自分の価値観をいろいろな角度から表現できるようになる
- 自分に抜けているものに気づけるようになる
と、いろいろと為になるんです。
気になる人はポチって詳しく読んでみてくださいね。
人と話す
これは「ただ単に喋る」って意味じゃないです。
「テーマを決めて意識しながら話す」というアクションです。
たとえば、僕がよくやっているのは
相手の言葉をよく聴いて「○○なんだね」と理解、共感を示す
というテーマです。
最近でいうと、職場で仲の良い主婦の方とこんな会話がありました。
こういう何でもない場面でもちょっとずつ相手に寄り添えるので、相手からも信頼してもらえます。
もっと深い話や相談ごとであれば、より力を発揮してくれるアクションですね。
この他にも、人と話をしている時って相手に注目できる部分がいろいろあります。
- こちらの話をどのくらい理解してくれているか?
- 話していて楽しそうなのか退屈そうなのか?
- 話をしたいのか話を聞きたいのか?
- 自分に対してどのくらい興味を持ってくれているか?
などなど。
こういうところを意識しながら話してみるだけでも、
自分と相手が話している状況を俯瞰する「もうひとりの自分」の視点
を得られますよ。
感謝する
これは本当に人生が好転します。
別にスピリチュアルな話ではなくて、純粋にメリットしかありません。
とにかく自己肯定感が爆上がりするアクションなのです。
「誰に対しても素直に感謝を伝える」というのは、誰でもできることではないからです。
面倒だったり照れくさかったりで、あまりやっていない人も多いですよね。
だからこそ、これを愚直にできる人は喜ばれるし、自分自身の人間力にも自信がつきますよ。
僕も以前はそこまで意識していなかったですが、「やろう」と思って取り組んでいるとその効果に驚きます。
日常でよくあるシーンとしては、
お店を利用して会計が終わったときに必ず目を見て「ありがとうございます」と伝える
というのがオススメです。
- コンビニ
- スーパー
- 薬局
- レストラン
- その他すべての施設やサービス
これをやっていると、
「あなたが働いてくれているお陰で僕は生活ができてますよ」
という気持ちを持てるようになって、心から感謝できるんです。
ほかにも、
- 友達に「付き合ってくれてありがとう」と伝える
- 部下に「資料の準備ありがとう」と伝える
- 上司に「ご指導ありがとうございます」と伝える
- 家族に「いつもありがとう」と伝える
など、あらゆる場面で実践できます。
こんなふうに「感謝する」というのは、
「何事も当たり前じゃないんだ」
と高い視点に切り替えることでもあります。
自己肯定感が高まって、視野も広くなって、人間関係も良くなる。
そんなシンプルかつ最強のアクションですね。
転職する
ちょっと番外編っぽい話になりますが、
「転職もメタ認知のトレーニングになるよな」
と感じてます。
嫌でも自分自身と向き合って客観視せざるを得なくなるというアクションなんですよね。
メタ認知力を上げる目的で転職をする必要までは、さすがにありません。
でも、転職活動をするメリットとしては間違いなくあります。
転職を成功させるためには、自分と企業のマッチングを証明する必要があります。
「転職活動を始めたのはいいけど、特にやりたいことがない…」 「とりあえず良さげなところを受けてるけど、手応えがない…」 そんなふうに行き詰ってませんか? その場合は、考える順番を見直せばグッと活動が楽[…]
つまり、
- 自分の価値観や市場価値
- 企業が求めている人材
の両方を客観的に理解することを避けて通れないんですよね。
就活市場では「自己分析」「企業研究」って言葉になってますが。
まさに、視点を高いところへ移して自分と世界を客観視する「メタ認知」そのものです。
「転職しようか考えているけど、どうにも迷ってしまう…」 「何回も転職しちゃってる自分ってダメなのかな?」 今回は、そんなモヤモヤした思いを持っている人の背中をそっと押しに来ました。 […]
まとめ:メタ認知力=生きる力
最後に、ポイントをざっとまとめておきます。
- メタ認知とは、自分の思考や行動を客観視すること
- メタ認知力が低い=自己肯定感が低い
- メタ認知力が低い=すぐ感情的になる
- メタ認知力が低い=他人の視点を考えられない
- 「内なる言葉」を紙に書いて自分という人間を知ろう
- 人と話すときはテーマを決めて意識してみよう
- どんな場面でも小さいことでも感謝の言葉を伝えよう
- 転職活動をすると嫌でもメタ認知力が鍛えらえる
メタ認知を身につけておくと、本当にあらゆるところで活きてきます。
視野が広くなるので、今まで悩んでいたことが悩みではなくなったり、自分のことも人のことも大事にできたりします。
この「人生の必須スキル」、ぜひ磨いていきましょう。
ではまた別の記事で :)