「転職活動を始めたのはいいけど、特にやりたいことがない…」
「とりあえず良さげなところを受けてるけど、手応えがない…」
そんなふうに行き詰ってませんか?
その場合は、考える順番を見直せばグッと活動が楽になります。
30代である今までに転職を7回繰り返した僕も、以前は同じように悩んですごく苦労していました。
ゴールから逆算すると、辿っていくべき道筋がくっきりと見えますよ。
それを体感してほしいので、僕がスムーズに転職できるようになった考え方をシェアしていきますね。
僕自身の過去の経験と、本やYouTubeで学んで実践したことをミックスしてあります。
この方法でじっくり考えていけば、
- 志望企業選びに迷わなくなる
- 志望動機や自己PRの準備がラクになる
という状態になれますよ。
それでは、今回も心を軽くしていきましょう!
結論
さっそく結論から。
- ゴール=企業と自分の間にある「2種類のマッチング」の証明
- ゴールに向けて撃つシュート=「ストーリー」を組み立てよう
- シュートにもっていくドリブル=「一貫性」の意味
- おまけ:一貫性がなくピンチだと思ったときの対処法
ゴールから逆算して、やるべきことを明確にしていきますね。
この記事では、最終目的をしっかり意識しながら理解してほしいので、あえてゴールから書いてあります。
実践するときは反対に「ドリブル→シュート→ゴール」の順に考えていってください。
ゴール=企業と自分の間にある「2種類のマッチング」の証明
最終的にどうなれば、僕らは応募した企業に認められ内定をもらえるのでしょうか。
それは「企業と応募者のマッチ度の高さが証明される」です。
決して、
- やる気・熱意が伝わればOK
- 応募企業の魅力を説明すればOK
- 自分の能力の高さをアピールすればOK
という勘違いをしてはいけません。
ゴールを見誤った時点で、そこからの転職活動は迷いの森に突入します。。
どうかお気をつけて。
正しいゴールは2種類のマッチングの証明なので、ここに焦点を絞りましょう。
この両面が証明されて、且つ感じの良い受け答えで「この人と一緒に働きたい」と思われたら、面接官としては採用しない理由が無くなります。
マッチングを基本に考えれば
- 応募前→「この会社に入りたいのか」の判断基準になる
- 面接前→「この会社に内定をもらう」準備ができる
という使い方ができるので、ぜひとも念頭において動いてみてください。
1.「企業理念」と「自分の軸・価値観」のマッチング
これは、「あなたの会社に馴染んで、健全に勤め上げていけますよ」というメッセージです。
基本的に企業側は「ウチに定着して長く働いてくれるか」を重視します。
コーポレートサイトの会社情報、転職サイト等の求人内容はこれでもかってくらい読み込みましょう。
ワンポイントとしては、
- 経営理念や求人内容で何度か目にする「キーワード」を見つける
- そのキーワードを適度に散りばめて話をする
というのを意識すると効果的ですよ。
企業側に「お、こいつ分かっとるやん」と感じさせて「仕事できる感」を演出できます。
次の「シュート」編で準備する
- 自分の生き方の基軸
- 自分が大切にしている価値観
を使って、作戦を練っておきましょう。
2.「会社が求めている人材」と「自分にできる価値提供」のマッチング
これは、「あなたの会社で私の力が役に立ちますよ」というメッセージです。
求人情報に書いてある「応募条件」「求める人物像」の部分をこれでもかってくらい読み込みましょう。
- 応募条件にどれだけ自分が適合しているか
- 自分の強みを生かしてどれだけ価値提供できるか
というところを丁寧且つ分かりやすく説明できれば、ここはクリアです。
次の「シュート」編で準備する
- 自分が社会に提供できる価値
- それを裏付ける能力やエピソード
を使って、作戦を練っておきましょう。
【サンプル】2種類のマッチングを盛り込んだ表現のしかた
簡単な例を載せておくので、志望動機や自己PRのいち参考にしてみてください。
「○○」の部分には、
- 企業について調べてゲットした情報
- 「シュート」編で準備したあなたのオリジナリティ
を入れ込んでいけばOKです。
貴社で募集されている○○職が、いま私が「社会に提供できる価値」「挑戦したいこと」とマッチしていると考えたため応募させて頂きました。
前職では○○という部分ではやりがいがありましたが、○○という側面もあったため、より○○な価値を提供したいと考えました。
○○という経験の中で得た学びや知識を最大限に活かせる仕事をしたい、という思いが生まれたためです。
前職では○○という成果を上げられましたので、その○○力を活かして貴社に貢献できればと考えております。
また、○○という経営の考え方に非常に魅力を感じました。
私も、自身の生き方の基軸として○○や○○といったものがあります。
それを実現するためにも、公私に渡って○○に取り組んでおります。
今回応募した○○職は、○○という性質上、○○な姿勢(スキル)が欠かせないと存じます。
そこで、これまでの経験や職歴で培ってきた○○力を活かして、カスタマーエクスペリエンスの向上に貢献したい考えです。
ゴールに向けて撃つシュート=「ストーリー」を組み立てよう
さて、ここまでは「ゴール=企業と自分の間のマッチングの証明」でした。
じゃあそれを証明するために必要なものは何かというと
「自分の軸・価値観はどんなものか」「自分にできる価値提供は何か」を深く掘り下げていく作業
です。
1から4の順番で洗い出してみてください。
これはそのまま面接で話すというわけではなくて、「ゴール」するための材料です。
この材料が充実すればするほど、
- 応募先の選択肢が広がる
- 書類や面接で使う言葉がすんなり出てくる
という状態になっていくので、たっぷり時間を使って自分自身とじっくり向き合うことをおすすめします。
簡単な具体例もつけておくので参考にしてください。
内容は十人十色なので、見栄を張らず自分らしいストーリーを楽しく作っていきましょう。
オリジナルであればあるほど、使った言葉に説得力が増しパワーが宿ります。
1.自分の価値観・基軸を明確にする
まずは
- 自分は何に対して価値を感じるのか
- 自分が大事にしていることは何か
について考えます。
「ドリブル」編で準備が済んでいれば、そのまま使ってもOKです。
・人対人のコミュニケーションに価値があると思っている。
・対人関係の本質について勉強することに価値があると思っている。
・誠実に、丁寧に人と接することを心がけている。
・自分から周りに与えられる人間であることを大事にしている。
・人に良い影響を与えて喜んでもらうことで自分も喜びたい。
2.その価値観の源泉はどこにあるか?
次に、
- どうしてそれを大事しているのか
- それに至った体験はどんなことがあるか
について考えます。
・社会生活を送るうえで、コミュニケーションは最も大事な要素であり全ての土台であると思っている。
・色々な職場で、理不尽な上司から心無い言葉をかけられて非常につらい思いをした。
・尊敬できる上司の仕事ぶりや自分への接し方を見て、「信頼される人はこういう人だ」と学んだ。
・与えるタイプの人といるとすごく気持ちが良いので、自分もそういう存在でありたいと思った。
・自分から与えることで友人やお客様から喜ばれる経験をして、成長感や充実感を感じた。
3.その価値観によって発揮できる能力は何か?
これが主に自己PRなどで使える「○○力」につながります。
- コミュニケーション能力
- 人間力
- 思考力
- 実践力
- 技術力
みたいなことです。
必ずしも「○○力」に当てはめて考える必要はありません。
・お客様の声、気持ちに寄り添って悩みに応える(傾聴力、コミュニケーション能力)
・どのような対応が信頼につながるかを考えて成長できる(実践力、成長力)
・共に働くスタッフとのコミュニケーションで信頼関係を築く(協調性)
・周囲に積極的に働きかけをして士気を高め生産性を上げる(自発性、マネジメント能力)
・相手の目線でものごとを考え、伝わる言葉で話ができる(プレゼン能力)
4.その能力によって社会に提供できる価値は何か?
これが主に志望動機などで使える「○○で貢献します」につながります。
自分の能力を使って価値を提供することで、その対価として給料を得ることができます。
・人間力を活かして、お客様の気持ちに寄り添うサービスを行って満足感を与える。
・それによってお客様の信頼を獲得し、顧客ロイヤルティの向上とLTVの最大化に貢献する。
・コミュニケーションによってお客様やスタッフの心に元気を与える。
・自己研鑽と成長を続けることで能力を高め、CXの向上に貢献する。
・成長力を活かして得た学びや経験をシェアし、マネジメントに挑戦してスタッフを育成する。
シュートにもっていくためのドリブル=「一貫性」の意味とは?
そもそも一番初めに考えておきたいのが「一貫性」の意味です。
転職には「一貫性」があったほうが有利に進められますが、その意味の誤解がないかチェックしておきましょう。
「キャリアの一貫性=業種・職種の話」
と思われることがありますが、実際はあまり関係ありません。
そうではなくて
「キャリアの一貫性=自分の軸(考え方)がどれだけ明確か」
だと理解しておきましょう。
「自分の軸」とはこういうものです。
- 根底にある価値観
- ゆずれないもの
- 大切にしている思い
- 理想とする生き様
これらがさっきの「シュート」、「ゴール」へとつながっていくわけですね。
つまり
- 軸が明確=ストーリーを語れる=採用側の納得感が高い
- 軸が不明確=ストーリーを語れない=採用側の納得感が低い
ということです。
この「自分の軸」をスタート地点にすれば、「一貫性=必ずしも同じ業界、同じ職種を渡り続けることではない」と分かってきますよ。
「シュート」編で準備が済めば、求人検索しているときに
と選択肢が増えていくはず。
そのため、仕事を探すときはあまり条件を絞り込み過ぎないことをオススメします。
僕なんかは
- 勤務地オンリーで絞り込む
- 数百件レベルで出てくる
- タイトル情報にざっと目を通していく
- 少しでも気になったら詳細を見にいく
みたいなやり方をすることが多いです。
そうやって選り好みせずしっかり時間をかけて見ていくと、
- 視野が広がる
- 自分の中で優先順位がはっきりしてくる
- 思わぬ「掘り出し物」が見つかる
というメリットがありますよ。
おまけ:一貫性がないときは「成長のストーリー」を語れ
自分の価値観・軸からスタートして応募企業とのマッチングに結び付ける。
それは分かったけど…
- 過去の転職理由にはそんな一貫性がない
- もう済んでしまった過去のことを上手く説明できない
というケースもありますよね。分かります。
なんせ、僕自身キャリアの半分以上は暗中模索で一貫性が欠けまくりでした。
その場合は潔く過ちを認めてしまったほうが説得力があります。
例えば、こんな説明のしかたです。
- キャリア序盤では未熟ゆえに一貫性が無かった
- そうして模索する中で自分の軸や価値観が定まってきた
- 結果、自分が提供できる価値は○○だと明確になった
- だからこういう業界、職種をメインに探している
つまり「成長のストーリー」を語ることで「今はもう変わった」と伝えるのがベストです。
ちなみに、一貫性がない時期というのは、職歴のブランクも発生しやすいです。
そんなときの説明のしかたはこの記事で触れているので、良ければチェックしてみてください。
空白期間に立派な理由なんてねぇよ! これが多くの転職者の本音じゃないでしょうか。 過去の職歴にブランクがあると、書類選考や面接のとき高確率で突っ込まれます。 別に聞くのはいいんですけど… 聞いてどう[…]
まとめ:「ストーリーを語れるか」が転職活動成功のカギを握る
最後に、ポイントをざっとまとめておきます。
- 「企業理念」と「自分の軸・価値観」のマッチングを証明しよう
- 「会社が求めている人材」と「自分にできる価値提供」のマッチングを証明しよう
- それらを証明するために、「自分の軸・価値観」を起点にしてストーリーを作ろう
- 「自分の軸・価値観」を明確にして動けば自動的にキャリアに一貫性が出る
- キャリアに一貫性が無い時期があれば、ごまかさずに「成長のストーリー」を語る
転職先探しが捗るだけじゃなく、面接官にも納得感を与えられる「ストーリー」の万能さをバンバン活用しちゃいましょう。
ではまた別の記事で!
おやすみなさい